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vainsystem.net


2007/06/04 [Mon]

vainsystem.net10周年記念企画(4)

1996 はじめてのサイト作成

PC雑誌でサイトを作ろう特集みたいなのを読み、リムネットのサーバで作成する。まずはサーバにTelnet接続し、自分のユーザーディレクトリを作成する所から始まる。親切のカケラも無い。

最初のindex.htmには、100KB超のイラストを載っけた記憶がある。これは豪快。サーバへのアップロードは、ZMODEMというなつかしのプロトコル。残念な事に、FTPの存在を知るのはしばらくあと。なんていい加減な雑誌特集なんだ。

当時のリムネットは、サイトのURIとメールアドレスにユーザーの住所が入っていた。俺の場合はna.rim.or.jp(名古屋)。おおらかな時代だ。

最初の「ホームページ」

草の根のノリを引き継ぎ、某声優ファンサイトと、個人的な日記でサイトを作成。ゲストブックを自作した。SSIを使って、HTMLファイルの後ろにどんどん追記していくという滅茶苦茶な仕組み。もちろんセキュリティもへったくれも無い。

このファンサイトは、ファン同士の交流の場を提供しようというコンセプトで運営し、それなりに支持を得たように思う。現存する日記によると、一日最高で150アクセス。MPEGなんとかというタイトルのCD-ROM付雑誌に掲載された事もある。掲載誌はちゃんと購入した。表紙はときめも(笑。

このサイトで一番強烈だったのは全曲投票。好きな曲ランキングを決めましょうというアンケートCGIで、みんななにを勘違いしたのか、自分のお気に入りの曲に毎晩投票ボタンを連打しまくり。というか俺も混ざって連打(笑。上位は万とか行ってた。完全に使い方を誤ってる。

日記を移動

たぶん容量的な問題で、普通の日記の方をIIJ4Uに移動。容量2MB(メガですよ)、CGI/SSIナシという安全第一な仕様。ただし速度はやっぱり速かった。index.htmlではない、てきとうくさいファイル名で流通させてしまい、あとでたいそう後悔する。主なコンテンツは、普通の日記と、筆ペンで書く2コマ漫画(タイトル失念)。これがわりと好評。

このサイトはヤフージャパンに掲載されていた。特別なにかがすごかったわけではなく、申請すれば「個人サイト」として載る時代。しかし、どういう具合か本名が併記されて載ってたので、長い間晒されまくってた。昔の知人が検索でやってきてメールしてきたりもしたし。消せ消せ言ってもなかなか消えなかったあたりがヤフークオリティ。

1998 独自ドメイン開始

レンタルサーバを借りて、独自ドメインに移行する。この時期に独自ドメインはたいそう格好良かったが、価格もそれなりに高かった。50MBのディスクで月3600円、ドメインの維持費が年35ドル。今はディスク2GBで年額2400えんと10ドル(年額ですよ)なので、隔世の感がある。

格好もあるが、重要だったのはCGIなど全てが解放されている点。プロバイダのおまけスペースでは窮屈だった。ある程度大規模なCGIも設置できたし、シェルからIRC(チャット)のロボ(無人のチャット部屋を維持したり、自動応答したりする)を設置したりと、結構楽しめた。

同年さらに移転

とはいえ高額だったので、安価なサーバに移転。CGIが使えず月1000円という所で、CGIは専用線で自宅サーバをやってる知人のサーバを間借り。前のドメインが.netで無駄に長かった事もあり、今回は「ryoko.nu」というかなりアレなドメインに決定。ひろすえブームだったんだね。今でも天使だけど。ここらへんからご存じの方も増えてくるはず。同時に、ファンサイトを閉じる。ブームが去ったんだね。

nuは、ニウエという国のドメイン。ニュージーランドへんにあり、人口1500人。かっけえな。gTLD(当時は.com .net .orgの3種類)はすでに固有名詞が厳しかったので、マイナーなnuにしたら楽に取れた。割と気に入ってたんだが、サーバ業者がクソだったので2001年頃破棄した。サポート放棄状態のうえに、サーバが劇遅。2003年あたりに倒産したので、華麗に離脱成功。

1999 総合サイトへ

ようやく歴史らしくなって参りました。つづく。

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