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2006/02/26 [Sun]

下川みくに バレンタインカフェライブ@名古屋

セットリストを見ていただければわかると思うけど、完全にしてやられた。最近は例のアニソンアルバムでテンションが下がっていて、いっその事踊んねーかーなー諦めつくし、くらいの事は思っていた。そこへきてこのクオリティのアコースティックライブを見させられては……。本人同様、すっぱり割り切ってやっていきましょうという感じだな。

セットリスト

例によって順番はあやふや。曲目的にはだいたいあっていると思う。他サイトで照合できれば適時修正。

※060429 FC会報にセットリストが掲載されていたので訂正。

  1. 旅がはじまる(未発表。年越しライブ参照)
  2. キミノユメ
  3. Alone
  4. モノズキ
  5. Again
  6. プラタナス
  7. 初恋の君
  8. 枯れない花(弾き語り)
  9. いつでも夢を
  10. TRUE LOVE
  11. 君に吹く風
  12. それが、愛でしょう
  13. 遠い星
  14. ec1.南風
  15. ec2.たった、ひとつの

初の名古屋ワンマンという事で、常識で考えればベスト的な選曲にしてくるはず。しかし、オープニングからして「旅がはじまる」。この時点で会場の9割がハァ?だ。MCで一息入れた後、松ヶ下氏のキーボードで始まったのは「モノズキ」。これは、ライブではあまりやらないレア曲。わざわざこれを持ってくるという事は、次は……と思ったらやはり「Again」。昨年吉祥寺カフェライブVol.2以来。CDではアコギが鮮烈な印象の曲だけども、松ヶ下氏がギターで、打ち込みパーカッションを前に出したアレンジ。

ほか、有料ライブでは一昨年のマンスリーかなんか以来と思われる「プラタナス」、シングルのカップリングで渋い「TRUE LOVE」など。もう、完全にマニア仕様のセットリスト。

今回はサポートが松ヶ下氏一人のみという事で、アコステでやりやすい曲が優先されたのかもしれない。「南風」などでは、パーカッションなんかを松ヶ下氏のPCで打ち込み処理してた。そういうのもアリか。

考えてみれば、松ヶ下氏と二人でアコースティックでやる有料ライブというのは相当久しぶり。岐阜や静内はあったけど。ワンマンで2時間でずっぱりとなると正直強すぎる。強すぎるわ。

MC

松ヶ下氏とのMCはかなり面白い。テンションはちょっとおかしいけども。

ちょいと衝撃だったのは次。「モノマネの番組に出てたんですけど、正直言ってやりたくなかったんですよ。大人の事情ですよ。でもそれをやることによって今歌えているわけで」みたいな事をしんみりと。これはあれか、要するにアニソンの事が言いたいのか。今回の攻撃的なセットリストと併せてみると、大体言いたい事がわかる。こういうライブも出来るんだよ、やんなきゃしょーがねーこともあるんだよ、と。どうも自分に対して言われているような気になってきた。

そのほか

おしまい

さんざん歌ってくれ!と言ってきた「モノズキ」「Again」が連続でリストに入ってたり、MCでは意味深なことを言っていたり。ちょっと考えるところが多かった。歌の出来は総じて良かった。細かいことをいえば「枯れない花」の中盤でリズムを外してコケてたり、「南風」で一部高音が出てなかったりとかはしたけども。ここまで密度の濃いライブはなかなか見られるもんじゃないと思う。

帰り際には、出口でサイン入りポストカードを渡して全員と握手。いろいろな意味で言葉にならなかったんだけども、「セットリストびっくりしました」とだけ。あとはまた名古屋来るからとかなんとか言ってたのでうなずいて帰ってきた。

なんだかんだでハイクオリティなみくにアコステライブ。さいこうと言わざるを得ないな。この調子で行ってくれるようお願いいたします。本当に。

[IMAGE]ポストカード

メガネっこオチ。いつもは笑っているアイツが何故か悲しそう。

[ カテゴリ:下川みくに ]



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